2014年3月10日月曜日

藤島利久さん 大阪市長選出馬会見を見て

大阪市長のメンバーが4名出そろいました。
マック赤坂さんと、二野宮さんはちょっと置いておくとして、
藤島利久さんがどんな人か気になったので、Youtubeで出馬会見を見ました。
片手間に聞いていたので、細かいところ間違っているかも。



なかなかしっかりと面白い人でした。
メディアでは「都構想反対」と言うふうに取り上げられたりもしますが、
実際は「まるっきりダメというのではなく」と述べており、
都構想を実現するにあたっての「プロセスが違う」ということをおっしゃっていました。
つまり、「長期的に実行するなら賛成」ということだと思われます。

しかし、今回の選挙は彼も言っていたように、「都構想」を争点としており、「都構想」の代わりに彼が出しているのが、「大阪浮体式防災漁農都市構想」です。

「大阪浮体式防災漁農都市構想」
大阪湾に耐震構造の埋め立て島を開発し、防波堤の役割をさせる。
それぞれの島には、老人ホーム、野菜工場、商業地、太陽光発電を設置した、
「未来都市」の構造にする。
大阪の町工場の人々に活気を与え、大阪から「未来都市構造」を発信していく。
というものでした。

しかし、その構想を話す中でも、「もし私が落選しても、この構想は役立つからさ」と述べており、
勝つことに拘っている様子は見せませんでした。

藤島さんは学生時代アトムにあこがれて原子力を大学で学んでいましたが、学費が払えず中退、議員の秘書として働いていたそうです。
他にも、橋下さんと同じくラグビーをしていましたが、チームの強さ的には橋下さんの花園よりも下のランクだと自分で言っていました。
今回の出馬も「出ろ」と勧められて出たという風に述べ(誰からか、はメモしそびれました)、自主的な感じではありませんでした。

出身は高知だそうで、今回の出馬の際議員に挨拶をして回ったところ、「なんで高知やのに出るん?大阪に任せといたらええのに」というようなことを言われたと苦言を呈していました。
また、会見の最後には産経新聞を名指しで以前にあったメディアの対応不足を指摘していました。

【まとめ】
橋下さんとやりあう。というよりも、「都構想」はプロセスをきちんと踏んで行うべきであり時期尚早である。それよりも今後の大阪市・大阪が目指すべきものとして「防災」「未来都市構造」、「脱原発」を主張し、具体的には「浮体式防災漁農都市構想」を提案する。という主張でした。

【感想】
大阪市長選は、ほぼ橋下さんと藤島さんのどちらかという感じだと思いますが、
藤島さんは「ガッツリ勝つ気」という感じではありませんでした。

「浮体式防災漁農都市構想」も、浮島を防波堤にするという発想がどの程度、実現可能なのかは知識がないので分かりません。しかし、老人をそこに住まわせるというのは、ちょっと危険な気もします。実際のところどうなのでしょう。

未来都市構造の中に野菜工場(=植物工場)が入っているのをみると、やはり今後の農業におけるトレンドとなってくるのだろうな。と思いました。(すでに一部では、今植物工場は第三次ブームが来ていると言われています。)

どちらにせよ、この会見動画を見て、ゆくゆくは大阪の「都構想」が実現するんだろうなぁ。と思いました。それが橋下氏によって早く進められるか、藤島氏によって、先伸ばしにされるか。
見守っていきたいと思います。

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