2013年8月14日水曜日

我流「美術館の6つの楽しみ方」 

久々の更新です。
学生団体のイベント2連続で、読書ストップしてましたが、
またすぐ再開します!

まずは、今日兵庫県立美術館を鑑賞してきましたので、そのことについて少し。
美術館は滅多に行かないのですが、叔父と叔母に誘われ行きました。
今回はクラーク美術館の新館に展示される予定の作品が世界中を巡回しているとのことで、
ルノワールやモネの絵を見ることができました!













何回目かの美術館鑑賞で、やっと自分なりの楽しみ方を発見しましたので、
シェアしてみようと思います。

①「質感」を楽しむ!
絵を見たときに、まず、描かれている物の「質感」を感じとってみましょう。
ふわふわしているのか、堅そうなのか、つるつるなのか、
部分ごとの「質感」と作品全体からの「質感」を感じとり、楽しみましょう。

②「色」を楽しむ!
ルノワールの絵を見て感じたのは、彼の絵は、色遣いがすごく深い!
「黒」の背景の中にも、緑がかった黒や、紫がかった黒があったり、
不安定な色彩が、独特の幻想的な雰囲気を出していると感じました。
他の画家の絵でも色の使い方が様々なので、それぞれの「色」を楽しみましょう。

③「近く」と「遠く」で楽しむ!
絵を見るとき、ついつい近づいて見て、次の絵にうつりがちですが、
数歩引いて、少し距離をとって作品全体を眺めてみます。
すると、近くからだと荒い絵に見えたのが、
遠くから見ると、印象が変わったりします。
また、遠目で見ることで、想像力が掻き立てられたりもします。

④「解説」を楽しむ!
そして、絵に解説がついているときは、絵より先に、そちらに目を通します。
文章からどんな絵かを想像しながら、文章を最後まで読み切ります。
じらしてじらして、最後に絵を見ます。すると、絵の理解も少し深まり、
また、どんな絵か想像しながら解説を読むことで、想像力が刺激されます。

⑤風景画は「空気」を楽しむ!
風景画は、その日の一瞬を切り取って描いているので、
その時の季節や、気候が描かれています。
印象派は「光と空気」を描こうとしていた。という解説もあり、
そこに着目したのですが、まさにその通りで、
絵によっては、寒い冬であったり、雨が降りそうな曇りであったり、
自分が旅行したことのある旅先で感じた空気を思い出したりしながら見ると、
より楽しめます。

⑥美術館の「雰囲気」を楽しむ!
絵を見るだけなら、美術の本やインターネットでもできます。
しかし、美術館では、ダイナミックな大きさで、豪華な額縁に縁どられ、
空調の効いた部屋で、いくつもの作品を見ることがゆっくりできます。
そんな特別な空間を味わいましょう。
そして、美術館で美術をじっくり味わってる自分も味わいましょう。笑

(まとめ)
美術は知識ではなくて、感覚だと思います。
価値があると言われる絵に何も感じないこともあるし、
なんでもない絵に興味を惹かれることもあります。
感じたことをうまく言葉にできなくても、「見ごたえ」があったと感じたら、
美術鑑賞は楽しめたことになると思います。

そして、今回のルノワール展を見て、自分なりにルノワールを一言で表すと、、、
ルノワール=「シャボン玉みたいな絵を描く人」
だと思いました。
シャボン玉の表面に光が反射して幻想的な色が映るように、
キャンパスの中に、不安定な色で描かれた絵があって、
それでいて、すごくまとまりと存在感がある絵。
超感覚的な、詩的?な表現してみました。笑
これからも美術を自分なりに自由に楽しみたいです。

行田知広

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