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2014年8月30日土曜日
110/200 『蹴りたい背中』綿矢りさ(作家)
『蹴りたい背中』綿矢りさ(作家)
発行:2003年8月 河出書房新書
難易度:★☆☆☆☆
感動度:★★★☆☆
共感度:★★★☆☆
個人的評価:★★★☆☆
ページ数:140ページ
【本の紹介】(Amazon.comより抜粋)
高校に入ったばかりの蜷川とハツはクラスの余り者同士。
やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく…いびつな友情?
それとも臆病な恋!?不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、待望の文藝賞受賞第一作。
第130回芥川賞受賞。
【感想】
若い作者が書いただけあって、とても読みやすかったです。
蜷川というキャラクターの「キモさ」がうまく描かれていて、
でも、ただキモイだけではなく、自分なりの考えを持って、自分の言葉で話す、
そんな意志の強さみたいなものも感じられる、憎めない感じのキモさが描かれていました。
蜷川とハツの、気を遣わない、遠慮のない関係。
これを恋と呼んでしまうのはなんだか違う気がしたけど、
とあるきっかけで無防備な人間性を見せた蜷川の懐に飛び込んだハツが、
その居心地の良さに居座ってしまっている。という印象を受け取りました。
多分、彼らは学校を卒業したら、連絡も取り合わなくなるんじゃないかな。
二人の関係は、「学校」という閉じられた特殊な環境だからこそ生まれた緩い関係性だから。
けど、そういう友情もあったよなぁ。てか、あってもいいんじゃないかな。と思う一冊でした。
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