2014年8月30日土曜日

108/200『パーク・ライフ』吉田修一(作家)


読破!!
『パーク・ライフ』吉田修一(作家)
発行:2004年10月 文春文庫
難易度:★
感動度:★★
共感度:★★
個人的評価:★★
ページ数:177ペー


【本の紹介】(裏表紙より抜粋)
公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?
スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、
地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色が
せつないほどリアルに動き始める。
日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。


【目次】

パークライフ
flowers

【感想】
わりと鮮明に映像が頭に浮かぶ小説でした。
特に表題の「パークライフ」は、日比谷公園が舞台って書いてるんですが、
自分の中ではパリあたりの、やたらおしゃれな街をイメージしていました。
そして、話の中にあった印象的なシーンで、
地下鉄から下を向いて地上にでて、なるべく周りの景色を見ず、
公園の噴水の近くのベンチまで来て、見晴らしが良いところで一気に顔をあげると、
遠近感で錯覚を起こし、言いようのない快感が得られる。
っていうような描写があって、体験してみたいなー!!と思いました。
このシーンも、映画のワンシーン見たく、「絵になる」なぁ。と思いました。
裏表紙の「男女の微妙な関係性」というのも、微妙過ぎだと思いましたが、
決して居心地が悪い感じではなく、
初対面同士、探り探り少しずつ近づいていく感じがよかったです。

それとうって変わって、「flowers」は、どろどろした感情の描写が多く、
舞台も汗っぽい、自動販売機にジュースを補充する職場に転職した男性が主人公で、
「パークライフ」とはまた違った世界観で、その対照的な感じが印象的でした。

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