『横道世之介』吉田修一(作家)
発行:2012年11月 文春文庫
難易度:★☆☆☆☆
感動度:★★★★☆
共感度:★★★☆☆
個人的評価:★★★★☆
ページ数:467ページ
【本の紹介】(裏表紙より抜粋)
大学進学のために長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。
友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い・・・・・・。
誰の人生にも温かな光を灯す、青春小説の金字塔。
第7回本屋大賞第三位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。
【目次】
四月 桜
五月 ゴールデンウィーク
六月 梅雨
七月 海水浴
八月 帰省
九月 新学期
十月 十九歳
十一月 学祭
十二月 クリスマス
一月 正月
二月 バレンタインデー
三月 東京
【感想】
このリア充め!!って言いたくなる青春小説でした。
でも、ただのリア充ってわけではなく、どこか憎めない感じがある物語でした。
そして、小説の中で、大学時代に世之介と関わった人が、
何年か後に世之介の事をふと思い出すシーンをちょいちょい挟んでいるのが、
すっごくよかったです。
大学時代の人との出会いが、のちの人生にほんの少しだけ影響している。
というのが、時間の流れを感じさせる、リアルな感じがしました。
登場人物が、割と親しみを持てるキャラクターの人が多く、
読んでいるうちに、自分の知り合いを登場人物と重ねて読んでいることに気付きました。
そして、その人物の事を思い出して、ちょっと懐かしい気持ちになりました。
自分の中で唯一共感できないのが、
自動車教習所でお嬢様とその友達から逆ナンパをされる。というシチュエーション。
ありえへん!と心の中で突っ込んでしまったけれども、
その他のところは、ぼんやりとしているようで、割といろんなところに飛び込んでいく
世之介の人柄がすごく素敵だな。と思いました。
映画化もされているようで、原作の緩くて、自由な感じをどれだけ表現できているのか、
気になります。けど、お嬢様の祥子役に吉高さんを当てているのは、なんか違うと思う。涙
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