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2016年2月29日月曜日
147/200『本音で生きる』堀江貴文(実業家)
『本音で生きる』堀江貴文(実業家)
発行:2015年12月 SB新書
難易度:★★☆☆☆
共感度:★★★☆☆
理解度:★★★★☆
個人的評価:★★★★☆
ページ数:191ページ
【本のテーマ】
本音を言わず、いいことがあるのか?
「後でなにか言われそうだから、言わない」「失敗が嫌だからやらない」・・・・・・。
しがらみも多い日常の中で、本音を言わずに、本心を殺して過ごしてしまうことも多い。
しかし、自分に言い訳ばかりしていて、後悔はしないだろうか?
世間の声に惑わされず、常に本心を伝え、本音で生きてきた著者。
本書では、本当に後悔しない人生を送るために必要なことを伝授する。
【目次】
序章 なぜ、本音で生きられないのか
1章 言い訳をやめる
2章 バランスをとるな!
3章 本音を生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
4章 すべてを最適化せよ
5章 本音で生きるために必要なこと
【感想】
仕事場で理想的なのは、「セミドライ」な関係という発想には共感できた。
仕事のことに関しては熱心に話し合うが、互いに寄りかからない関係が良い。
「若者の聖書」とも言われる「ワンピース」の中の仲間関係をバッサリ辛辣に批判していた。
しかし、正論であると思うので、読んでいてすっきりした。
また、互いに分かり合うことができると信じるのも問題であり、
「分かり合えないこと」を「分かり合う」(=agree to dissagree)ことが大事であると述べ、
日本人はそれが苦手だから、空気を読んだり、他人に合わせて
本音を伝えられない。と述べていた。
読むだけで、合理的なホリエモンの人間性が感じられた。
だけど、ただ一点、自分の得意分野以外を他人に任せよ。という話については考えさせられた。
もちろん、最適化を考えればそれが一番いいけれど、
みんながみんなホリエモンのような思考で生きると、
「面倒くさい仕事」が「誰か」の身の上に一気に降りかかってしまうようになる。
資本主義・競争主義社会の根本的な問題とも考えられるが、
能力主義・自己責任主義的であり、貧富の差を助長する考え方かもしれないと感じた。
皆が皆ホリエモンみたいに頭良い(もちろんそのための努力をたくさんされたのも分かりますが)
わけではなく、また、もし皆が皆ホリエモンみたいな考え方になったら、
社会はよりギスギスした、他人を蹴落としてでものし上がってやる!的な
そんな世界になってしまうのではないかなぁ。と考えました。
一番良い学び方として、「情報をたくさん浴びる」と述べていたのは、
とても良いと感じた。暗記してもそれを役立てられなかったら意味がないし、
たくさんの量の情報に接することで、感覚を養っていくことこそが学びであると思う。
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