『嫌われる勇気』岸見一郎(哲学者)・古賀史健(フリーライター)
発行:2015年3月 ダイアモンド社
難易度:★★☆☆☆
共感度:★★★★☆
理解度:★★★★☆
個人的評価:★★★★★
ページ数:294ページ
【本のテーマ】(表紙裏帯より抜粋)
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称され、世界的名著『人を動かす』の著者・
D.カーネギーなど自己啓発のメンターたちに多大な影響を与えたアルフレッド・アドラーの思想を
1冊に凝縮!!悩みを消し去り、幸福に生きるための具体的な「処方箋」が、
この本にはすべて書かれている。
【目次】
第一夜 トラウマを否定せよ
第二夜 全ての悩みは対人関係
第三夜 他者の課題を切り捨てる
第四夜 世界の中心はどこにあるか
第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる
【感想】
対話形式で進められていたため、読みやすかった。
「トラウマの否定」「原因論ではなく目的論」「課題の分離」など、
人間関係のしがらみの中を生きていくうえで大事な考え方が書かれていた。
気になった点としては一点。この本のタイトルについて。
「嫌われる勇気」というタイトルは、誤解を生むと感じた。
アドラー心理学の中で述べられているのは、
「あえて嫌われるような人間になれ」というような主張ではなく、
「他者から理解されなくても気にするな」、「自分と他人を切り離して考えろ」
という自他分離の考えが根底にあると考え、そこに「感情論」はありません。
人が持つ承認欲求と、自己実現の過程を他者に認めてもらえない、
という相反する感情をどうコントロールしていくか、
その考え方を示してくれる哲学だと考えます。
タイトルは「他者に理解してもらえない状態」を「嫌われる」という感情論に直結させてしまっている
と感じ、それはアドラー心理学的な発想ではないと考えました。
もちろん、売れるため、印象に残すためにこのタイトルをあえて付けたのだろうと思うし、
思惑通り、ヒットしたのかもしれないけれど、
タイトルだけで勘違いする人が増えないことを願います。
アドラー心理学が広めたかったのは、「嫌い合い、憎み合う」社会なんかではなくて、
他者と自分を切り離すことができる人が増えることによって、
他者のことを「完全に理解・共感はできないけど、承認」することができる社会となり、
自他の課題を分離できる人は結果としては人を「嫌う」ことも少なくなります。
つまり、極端に言えば「嫌われる勇気」を持つことができる人は、「他人を嫌う」ことがありません。
その後半の部分が大事なはずなのに、タイトルは前半だけ。
タイトルのイメージが独り歩きしてしまいそうだと思いました。
という自分も、読んでからしばらくたってちょっと内容の記憶が曖昧なので、
あまり多く語らないようにしておきます。
また読み返したいと思える本でした。
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称され、世界的名著『人を動かす』の著者・
D.カーネギーなど自己啓発のメンターたちに多大な影響を与えたアルフレッド・アドラーの思想を
1冊に凝縮!!悩みを消し去り、幸福に生きるための具体的な「処方箋」が、
この本にはすべて書かれている。
【目次】
第一夜 トラウマを否定せよ
第二夜 全ての悩みは対人関係
第三夜 他者の課題を切り捨てる
第四夜 世界の中心はどこにあるか
第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる
【感想】
対話形式で進められていたため、読みやすかった。
「トラウマの否定」「原因論ではなく目的論」「課題の分離」など、
人間関係のしがらみの中を生きていくうえで大事な考え方が書かれていた。
気になった点としては一点。この本のタイトルについて。
「嫌われる勇気」というタイトルは、誤解を生むと感じた。
アドラー心理学の中で述べられているのは、
「あえて嫌われるような人間になれ」というような主張ではなく、
「他者から理解されなくても気にするな」、「自分と他人を切り離して考えろ」
という自他分離の考えが根底にあると考え、そこに「感情論」はありません。
人が持つ承認欲求と、自己実現の過程を他者に認めてもらえない、
という相反する感情をどうコントロールしていくか、
その考え方を示してくれる哲学だと考えます。
タイトルは「他者に理解してもらえない状態」を「嫌われる」という感情論に直結させてしまっている
と感じ、それはアドラー心理学的な発想ではないと考えました。
もちろん、売れるため、印象に残すためにこのタイトルをあえて付けたのだろうと思うし、
思惑通り、ヒットしたのかもしれないけれど、
タイトルだけで勘違いする人が増えないことを願います。
アドラー心理学が広めたかったのは、「嫌い合い、憎み合う」社会なんかではなくて、
他者と自分を切り離すことができる人が増えることによって、
他者のことを「完全に理解・共感はできないけど、承認」することができる社会となり、
自他の課題を分離できる人は結果としては人を「嫌う」ことも少なくなります。
つまり、極端に言えば「嫌われる勇気」を持つことができる人は、「他人を嫌う」ことがありません。
その後半の部分が大事なはずなのに、タイトルは前半だけ。
タイトルのイメージが独り歩きしてしまいそうだと思いました。
という自分も、読んでからしばらくたってちょっと内容の記憶が曖昧なので、
あまり多く語らないようにしておきます。
また読み返したいと思える本でした。
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