『天国旅行』三浦しをん(作家)
発行:2010年3月 新潮文庫
難易度:★★★☆☆
感動度:★★★★☆
共感度:★★★☆☆
個人的評価:★★★★☆
ページ数:312ページ
【本の紹介】(裏表紙より抜粋)
現実に絶望し、道閉ざされたとき、人はどこを目指すのだろうか。
すべてを捨てて行き着く果てに、救いはあるのだろうか。
富士の樹海で出会った男の導き、命懸けで結ばれた相手へしたためた遺言、
前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢、一家心中で生き残った男の決意――。
出口のない日々に閉じ込められた想いが、生と死の狭間で溶けだしていく。
全ての心に希望が灯る傑作短編集。
すべてを捨てて行き着く果てに、救いはあるのだろうか。
富士の樹海で出会った男の導き、命懸けで結ばれた相手へしたためた遺言、
前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢、一家心中で生き残った男の決意――。
出口のない日々に閉じ込められた想いが、生と死の狭間で溶けだしていく。
全ての心に希望が灯る傑作短編集。
【目次】
第一章 森の奥
第二章 遺言
第三章 初盆の客
第四章 君は夜
第五章 炎
第六章 星くずドライブ
第六章 星くずドライブ
第七章 SINK
解説 角田光代
解説 角田光代
【感想】
「心中」をテーマに集めた短編集だけに、ちょっと重かった。
特に印象に残ったのは、「森の奥」、「君は夜」、「炎」、「星くずドライブ」、「SINK」
ほとんどや笑
「遺言」と「初盆の客」は登場人物の年齢がちょっと高い感じだった。
「君は夜」、「星くずドライブ」は、ちょっとファンタジー要素があって面白かった。
三浦しをんさんの短編小説の特徴は、
話ごとに作風・雰囲気が変わること。
文章表現等ではなく、登場人物の背景や、物語構成や世界観が違う。
そして、解説:角田光代さんが指摘した、
「登場人物同士の関係性が単純なものではない」という表現にすごく共感しました。
夫婦・恋人・友人。等の言葉で限定できない関係性がある。
人と人の数だけ、その関係性がある。
共有する思いや、経験によって、不思議な、それでいて強力な絆が生まれる。
そんな言葉にはできない関係性をうまく描いているところがとても好きです。
「心中」をテーマに集めた短編集だけに、ちょっと重かった。
特に印象に残ったのは、「森の奥」、「君は夜」、「炎」、「星くずドライブ」、「SINK」
ほとんどや笑
「遺言」と「初盆の客」は登場人物の年齢がちょっと高い感じだった。
「君は夜」、「星くずドライブ」は、ちょっとファンタジー要素があって面白かった。
三浦しをんさんの短編小説の特徴は、
話ごとに作風・雰囲気が変わること。
文章表現等ではなく、登場人物の背景や、物語構成や世界観が違う。
そして、解説:角田光代さんが指摘した、
「登場人物同士の関係性が単純なものではない」という表現にすごく共感しました。
夫婦・恋人・友人。等の言葉で限定できない関係性がある。
人と人の数だけ、その関係性がある。
共有する思いや、経験によって、不思議な、それでいて強力な絆が生まれる。
そんな言葉にはできない関係性をうまく描いているところがとても好きです。
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